ARMSの歩きには初速ボーナスがありましたという話
最近自分がやりたい事がわからなくなっているがすマスクです。
ブログ回りの話といえば、ちょっと前にARMSのプロゲーマーであるKHU(こへう)さんの記事にて、対戦に対するマクロ視点が足りてないな、と考えさせられたわけですが、今回も思いっきりミクロ視点での話です(汗)
今回の投稿は、数ヶ月前に色々調べていたら見つけた小ネタについての話です。
目次
初速ボーナスとは
結果から説明すると、ドクターコイルを除く全てのキャラは、歩き始めの瞬間だけ僅かに速度が高い瞬間が存在するというものです。動画で見てもらうとわかりやすいと思いますので、以下にその様子を示します〜。
スプリングマンでの動画です。
— がすマスク/Gasumask (@GuSmaskShulk) August 12, 2019
歩きの速度が速いキャラほど効果が大きくなっている…かもしれません。(とはいうものの、歩き速度が高いキャラは歩くだけで十分だったり…?(汗))
#ARMS検証 pic.twitter.com/YjYEQdxR3M
このように、歩く時はスティックを倒しっぱなしにするのではなく、スティックを「倒す→戻す→倒す…」と入力すると普通の歩きより速く動くことができます。私はこの現象を「初速ボーナス」と呼んでいます〜(いい名前があれば是非教えてください)
言葉で説明すると単純ですが、入力タイミングはやや癖があって、この初速ボーナスの恩恵を受けるまではスティックを倒し、初速ボーナスが無くなったら止まる、止まったらすぐ動く…という必要があるので、入力は速すぎても遅すぎてもいけないものとなっています。とはいえ慣れればかなり安定するので、軽く練習すればできるようになると思います。
ちなみに、停止状態からだけでなく、右移動中に左移動に切り替える、など移動の向きを変えた時にもこの初速ボーナスは発生するようで、スティックを素早く回したり、左右にガチャガチャしたりしている時も恩恵を受けることが出来ます。
最初にも述べていますが、ドクターコイルのみこの初速ボーナスが無いです。色々な角度から見てみるとドクターコイルは割と歩きの性能は不遇で、ある意味特徴の1つなのかな〜と思っています(しかし、ほぼ全て替えが効く行動を持っているため、残念ながら弱点にはたり得ないなぁという状態です)
弱点について
普段の歩きより速く歩ける!ならば普段から歩きたい時はこうしよう!と思うところですが、この行動には弱点が存在しています。
それは、「カメラの軸が普通の歩きより合わなくなる」ということです。
ARMSのシステム上、自分のキャラが停止時は自分のカメラが相手のキャラクターを追わなくなります。
わかりやすくするため、歩き→停止→歩き…という動作をゆっくりにして行って見た動画を示します〜
カメラの追従についてです。
— がすマスク/Gasumask (@GuSmaskShulk) August 12, 2019
自分が移動していると相手のキャラを追従して、自分が停止していると相手のキャラを追従していないのがわかると思います。 pic.twitter.com/gepmXWaiLn
この動画からもわかるように、キャラが止まっている間はカメラが相手を追ってないと思います。
この状態では攻撃を当てられるアームは限られて来てしまうため、普段の立ち回り勝負では使いにくいという問題が存在します。
活用方法を無理やり考える
題目の通り、残念ながら正直なところ使い所はほとんどありません。しかし、それでは勿体無いですし、使い方を模索したところ、キャラ限ながら一応存在したので紹介します〜
この行動の最大のメリットは、「無チャージを維持しながら」かつ「普通の歩きより素早く移動できる」というところにあります。しかし、この二つの条件は、小ダッシュも当てはまっており、この行動より小ダッシュが速ければこの行動の意味がほとんどありません。
ということで、小ダッシュよりこの行動が速いキャラクターのみこの行動を使う意味が出てくるのですが、そのキャラはDNAマンだけという結果が出ました。
また、キッドコブラは小ダッシュとほとんど同じ速度になるみたいでした。小ダッシュ連打より入力が難しい上に成功しても同じくらいの速さ、となるとキッドコブラも恩恵はギリギリ受けられなさそうです。(一応、小ダッシュにはモーションの硬直がある一方、歩きには硬直が無いのでその部分はメリットですが…)無念…(汗)
DNAマンは小ダッシュを連発するより、初速ボーナスを使った方が速く移動できるので、無チャージを維持しながら素早く移動したい時はこの行動を使うのが最適となります。一応動画を載せておきます。
DNAマンは、小ダッシュ連打よりこの行動の方が明らかに速く移動できるため、無チャージ状態での移動はこちらの行動を使う意味が出てきます。
— がすマスク/Gasumask (@GuSmaskShulk) August 12, 2019
#ARMS検証 pic.twitter.com/VWqIj9jANP
では、具体的に対戦中ではどこで使うかというと、カメラが相手を追わない、という弱点が無視できる状態である、「相手がダウンしている時」だと思っています。
更に踏み込むならば
・時間切れ間際
・こちら側が体力不利
・相手がダウンしている
この状態で、チャージパンチだとダメージが足りずにダウンさせてしまって時間切れで負けてしまうが、無チャージパンチで怯ませて、そのままコンボとして投げれば(=当て投げ)逆転できる、という時などに、相手の起き上がりを追いかけるために使っていくのが大事かなと考えています。
発見の経緯
実のところこのネタが見つかった由来は、ドクターコイルと比較して、自分のメインキャラであるキッドコブラはどこが優れているかを1つ1つ洗い出していたら見つけたというものでした。
最初は単純に歩きの速度がキッドコブラの方が速いな、という認識だったのですが、色々カチャカチャしてたらなんか挙動差に違和感を覚えたので、検証した結果こういう事実が判明した、という次第です。
今回はかなり小さな部分にはなりますが、多くの知識があると攻略議論などの精度も上がると思うので、少しでも役に立てれば幸いですm(_ _)m
おわりに
今回は、ドクターコイル以外のキャラは歩きに初速ボーナスがあり、実践でこの行動が使えそうなキャラはDNAマン(ほんの極僅かにキッドコブラも)、ということをまとめました。
変なところでこだわった結果また新しい事実を発見するという体験が出来て良かったのかな、と思いました。
この記事を読んで頂きありがとうございました!